
今日24日、15時現在、近畿地方で雨雲が続々と発生・発達し、大雨警報の発表されている地域があります。低い土地の浸水に警戒し、土砂災害や川の増水、落雷、突風に注意をしてください。
●京都府南部に大雨警報 南の空模様の変化に注意
梅雨前線や暖かく湿った空気の影響で、近畿地方では雨雲が続々と発生し、雨脚が強まっている所もあります。
14時50分、京都府の木津川市に大雨警報が発表されたほか、そのほかも大雨注意報や洪水注意報などが発表されている地域があります。今雨が降っていない地域でも、急に雨雲が発生、発達し、局地的にカミナリや突風を伴って激しい雨の降るおそれがあります。昨夜からの大雨で地盤が緩くなっていたり、川の水かさが増えている所もあります。低い土地の浸水に警戒するとともに、土砂災害や川の増水、落雷、突風に注意が必要です。
なお、上空では、おおむね南から北の方向へ風が吹いています。南の空が急に暗くなったり、冷たい風が吹いたりする場合は、天気急変のサインになります。雨雲レーダーで最新の様子を確認するなど、外の様子の変化にご注意ください。
●天気急変のサイン
天気急変(局地的な大雨)の前兆となる現象は、大きく3つ挙げられます。
①「真っ黒な雲が近づいてきた」
ゲリラ豪雨をもたらすような、発達した積乱雲は、真っ黒に見えます。黒い雲が速いスピードで動いているように見えたり、晴れていたのに、急に空が暗くなったりするのも、天気急変のサインの一つです。
②「雷の音が聞こえてきた」
ゴロゴロという音が聞こえてきたら、雷雲が近づいています。また、稲妻が見えるのも、天気急変のサインの一つです。
③「急に冷たい風が吹いてきた」
発達した積乱雲からは、雨粒とともに、冷たい風が勢いよく吹き降りてきます。風の変化にも、注意が必要です。