
今日13日、近畿地方で局地的に雷雲が発達しています。今夜9時ごろにかけて突然の激しい雨や雷雨に見舞われるおそれがあります。晴れ間が出ていても、天気の急変に注意をしてください。
●局地的にカミナリ雲が発達
近畿地方は、湿った空気や日差しの影響で大気の状態が不安定となっています。
今日13日の昼前から中国山地周辺を中心に雨雲が発生しはじめ、雷雲にまで発達している所があります。雨雲は西北西から東北東へと移動しています。
京都府宇治市では、短時間にザッと強い雨が降り、午後2時現在大雨警報が発表されています。低い土地の浸水や道路の冠水に警戒をしてください。
●今日13日の夜にかけて突然の激しい雨や雷雨のおそれ
今日13日の午後9時ごろにかけて、中国山地や丹波高地周辺を中心に、雨雲が発生・発達するでしょう。上空の北西の風に流されて、京阪神の市街地でも突然の激しい雨や雷雨に見舞われる所がある見込みです。
雨雲は北西から南東へと移動しやすいため、北や西の空が暗くなってきたら、天気の急変に注意が必要です。
突然の雷雨に遭遇した場合は、安全な場所で雷雲が過ぎるのを待ちましょう。
川でのレジャーは、自分のいる場所で雨が降っていなくても、川の上流で降った雨により川の水が急に増えて、危険な状態になることがあります。雨雲レーダーなどで最新の情報を確認するようにしてください。
●天気が急変するサイン
突然の激しい雨や雷雨の前触れとなる現象は、大きく3つ挙げられます。
① 「真っ黒な雲が近づいてきた」
ゲリラ豪雨をもたらすような、発達した積乱雲は、真っ黒に見えます。黒い雲が速いスピードで動いているように見えたり、晴れていたのに、急に空が暗くなったりすると、天気が急変するおそれがあります。
② 「雷の音が聞こえてきた」
ゴロゴロという音が聞こえてきたら、雷雲が近づいています。また、稲妻が見えるのも、天気が急変するサインです。
③ 「急に冷たい風が吹いてきた」
発達した積乱雲からは、雨粒とともに、冷たい風が勢いよく吹き降りてきます。風の変化にも、注意が必要です。
このような前兆を感じたら、すぐに安全な所へ避難してください。