
今日23日(月)午前9時、小笠原近海で台風2号が発生。25日(水)までには関東の南で熱帯低気圧に変わりますが油断禁物。本州付近には梅雨前線が停滞しているため、前線+台風=大雨のおそれも。局地的に雨雲が発達し、停電のリスクも高まるため備えは万全に行いましょう。
●台風2号発生 前線+台風=大雨のおそれ
今日23日(月)午前9時、小笠原近海で台風2号「セーパット」が発生。台風はあまり発達することなく北上し、25日(水)には八丈島の南で熱帯低気圧に変わる見込みです。
ただ、熱帯低気圧に変わっても油断禁物です。雨雲の元となる熱帯育ちの非常に湿った空気が流れ込むからです。本州付近には梅雨前線が停滞しているため、前線+台風=大雨のおそれがあるため警戒が必要です。
過去にも、梅雨前線が停滞している所に台風が北上。台風から離れている所で局地的に滝のような雨が降り、土砂災害など大きな被害がでた事があるため警戒が必要です。
●明日24日(火)にかけて警報級大雨のおそれ
今日23日(月)は岐阜県など東海地方を中心に、たった半日(12時間雨量の日最大値)で、200ミリ近い雨がザッと降り、岐阜、長野中心に広域で停電発生しました。
明日24日(火)にかけて、近畿~北陸、関東では、警報級の大雨のおそれがあるため警戒が必要です。
「高」と「中」2段階ある警報級の可能性のうち、大雨警報の可能性は以下の通りです。
【大雨警報の可能性 「高」と「中」2段階ある警報級の可能性】
■23日(月)18時~24日(火)6時
警報級の大雨の可能性「中」
・京都府・大阪府・石川県・岐阜県・長野県・山梨県・群馬県・栃木県・茨城県・埼玉県
これらの地域以外でも、九州~東北にかけて、局地的に雨雲や雷雲が発達するおそれがあります。九州など、今夜(23日)寝ている時間帯に雨が強まるおそれがあります。
昼間だけでなく、夜間に大雨や雷雨で停電となった場合は、熱中症リスクが高まるため警戒が必要です。
●暑い時期 停電への備え
大雨や暴風により停電が発生する可能性があります。
停電が発生すると、エアコンや扇風機が使えなくなり、室内の気温や湿度が急上昇して、熱中症のリスクが高まります。事前に、冷やしたペットボトル入りの水や麦茶、スポーツ飲料、冷却グッズ(ネッククーラーや保冷剤など)を用意しておくとよいでしょう。クーラーボックスやうちわ、携帯型扇風機もあると役立ちます。衣服は通気性の良い素材や、速乾性に優れた素材のものを選びましょう。
停電になった際は、薄着になってこまめに水分を摂取しつつ、保冷剤や氷、水でぬらしたタオルなどで体を冷やして、体温の上昇を抑え、熱中症を防いでください。