
関東甲信地方は、今日も気温がぐんぐん上がって、熊谷や前橋など40地点以上で猛暑日(最高気温35℃以上)になりました。この真夏のような暑さは、少なくとも今月いっぱい続く見込みです。また、梅雨空は来週には戻ってきそうですが、気温は平年より高く、湿度も高いため、かなり蒸し暑くなりそうです。熱中症にご注意ください。
●今週は梅雨の中休み 来週は梅雨空が戻る
関東甲信は、この先も高気圧に覆われて、晴れる日が多いでしょう。
ただ、19日(木)にかけては、日中の気温上昇や暖かく湿った空気、上空の寒気の影響で、大気の状態が不安定になる見込みです。午後は、群馬など内陸を中心に、落雷や突風、急な強い雨にご注意ください。
梅雨の中休みは、少なくとも22日(日)まで続くでしょう。
来週は梅雨前線が南下して、関東北部や長野を中心に雨が降りやすくなりそうです。
最高気温は、この先も平年より10℃くらい高い日もあり(東京の平年26℃)、体にこたえる暑さが続くでしょう。
明日18日(水)は、今日よりもさらに気温が上がり、東京都心でも猛暑日となりそうです。
また、今週末22日も熊谷、前橋などで猛暑日が予想されています。
外出する際は、こまめに水分を補給するなど、体調管理にお気をつけください。
●真夏のような暑さは今月いっぱい続く 熱中症に注意
25日(水)以降は、梅雨前線が本州付近に停滞するため、梅雨空が戻ってくる見込みです。
関東北部や長野を中心に雨の日が多くなりそうです。東京など関東南部は、30日(月)まで雨マークがありませんが、そのほかの日も、にわか雨の可能性がありますので、最新の天気予報でご確認ください。
最高気温は、25日以降も30℃前後の予想で、平年より高くなりそうです。
特に25日と26日(木)は、雨でも熊谷、前橋33℃の予想です。湿度が高く、かなり蒸し暑く感じられるでしょう。
また、最低気温も向こう2週間、平年より高い見込みで、寝苦しくなりそうです。エアコンを適度に使うなどして、熱中症にお気をつけください。
●もし熱中症になってしまったら
熱中症は、できるだけ予防したいものですが、万が一、症状が疑われる場合は、次のような応急処置が必要です。
まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。
衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。
水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。
ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。