
関東地方は22日(日)にかけて晴天。日中は夏本番のような暑さとなり、広い範囲で真夏日が続く。23日(月)以降は、夜も気温が下がりにくく、南部を中心に熱帯夜に。昼夜問わず熱中症に注意が必要。
●この先も関東各地で真夏日が続出 猛暑日になる所も 夏バテに注意を
22日(日)にかけて、梅雨前線は活動を弱め、本州付近は太平洋高気圧に覆われます。
引き続き、関東は、梅雨時期とは思えない天気と気温になるでしょう。日中は、はやくも真夏のようで、ジリジリとした強い日差しが照り付けます。暑さを冷ます夕立は、内陸の山沿いに限られそうです。最高気温は広く30℃を超えて、内陸では35℃以上の猛暑日になる所もあるでしょう。窓を閉め切った車内や、屋外でも、路面からの照り返しも相まって、体温を軽々と超える所もでてきそうです。これまで心掛けていた例年通りの熱中症対策では不十分な可能性があります。まだ6月ですが、夏本番だと思って過ごすようにして下さい。こまめに水分を補給したり、積極的に冷房を利用するなど、暑さへの対策は万全に万全を期すようにして下さい。
23日(月)からは、東北に前線がかかる見通しです。
関東は、北部を中心に曇りや雨で、日中の暑さはやや収まりそうです。ただ、それでも多くの所で30℃以上の真夏日が続きます。昼間は湿度も高く、空気がまとわりつくような暑さになるでしょう。体調管理だけでなく、食品の管理にもお気をつけ下さい。
一方、関東南部は晴れの天気が続くでしょう。最高気温は軒並み30℃以上で、連日、厳しい暑さに見舞われます。熱中症には厳重に警戒して下さい。
●熱中症の予防と対策
熱中症を予防するには、以下のポイントを心がけてください。
① 日頃から、体調管理を心がけましょう。朝など時間を決めて、毎日体温を測定したり、健康状態をチェックしたりすることにより、体調の変化に気づくことができます。
② できるだけ暑さを避けて、喉が渇く前から水分補給を心がけましょう。なるべく涼しい服装を心がけ、日傘や帽子も活用するのが効果的です。入浴の前後や、起床後も、まずは水分を補給しましょう。汗を大量にかいた場合は、水分だけでなく、塩分補給も忘れないでください。
③ 暑さを我慢せず、エアコンを使って室内の温度を適度に下げましょう。室内に温度計を置き、室温を確認しながら調節するとよいでしょう。特に、換気を行う場合はこまめに再設定してください。もし、少しでも体調が悪いと感じたら、無理をしないで、自宅で静養することが必要です。高齢者や子ども、障がいのある方は、特に熱中症になりやすいので、周りの方が気を配るなど、十分ご注意ください。
●各地で寝苦しい夜に 23日(月)以降は南部では連日の熱帯夜
関東はこの先も、夜は気温が下がりにくく、寝苦しくいでしょう。日中だけでなく、夜間も熱中症への対策が必要になりそうです。特に、23日(月)からは最低気温が25℃を下回らず、熱帯夜になる所が多いでしょう。
寝ている間にも汗をかくため、熱中症になるリスクがあります。睡眠前にはコップ1杯程度の水を飲むようにして下さい。寝室は、寝る前からエアコンを使って、涼しく適温にしておきましょう。なお、エアコンは、オンとオフを繰り返すと、そのたびに電力を消費するので、つけっぱなしにした方が経済的です。