
今日11日の東海地方は、昼過ぎまで雷を伴った激しい雨の恐れがあります。明日12日や13日(金)は、梅雨の晴れ間となる所が多いでしょう。次に広く雨が降るのは、14日(土)から15日(日)で、再び大雨の恐れがあります。
●多い所で100ミリ~150ミリ以上の大雨
今日11日の東海地方は、所々で激しい雨が降っています。降り始めから(9日午前8時)からの雨量は、多い所で、100ミリ~150ミリ以上の大雨となっています。これまでの大雨で地盤が緩んでいる所があり、少しの雨でも土砂災害の危険度が高まる可能性があります。引き続き、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水にご注意ください。落雷や突風、ひょう、局地的に竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。
●今後の雨の見通し 今日11日昼過ぎまで激しい雷雨の所も
梅雨前線が西日本から東日本に停滞し、雨雲が本州付近に帯状に広がっています。この後も、前線に向かって暖かく湿った空気の流れ込みが続き、前線の活動が活発な状態が続く見込みです。東海地方は、今日11日昼過ぎにかけて、雷を伴った激しい雨の降る所があるでしょう。雨の降り方に十分ご注意ください。雨雲が予想よりも発達した場合や停滞した場合には、警報級の大雨となる可能性があります。静岡県では、強風や高波にもご注意ください。
前線はゆっくり南下し、次第に活動が弱まるため、夕方以降は雨の止む所が多くなる見込みです。雨が弱くなっても、しばらくは危険な場所には近づかないようにしましょう。夜には、広く曇り空となる見込みです。
●明日12日は梅雨の晴れ間 14日(土)~15日(日)は再び大雨の恐れ
明日12日は、梅雨前線は一旦、南の海上へ離れる見込みです。雲が多いながらも、晴れ間の出る所が多いでしょう。ただ、三重県南部など南の地域ほど、雲がとれにくいでしょう。また、午後は、西から北上する前線や暖かく湿った空気の影響で、雨雲が東海地方に近づくため、三重県南部を中心に、にわか雨がありそうです。
13日(金)は、前線が日本海に延び、暖かく湿った空気の影響を受けるでしょう。多少晴れ間もありますが、雲が多く、所々で雨が降る見込みです。
14日(土)から15日(日)は、再び大雨の恐れがあります。新たに発生した台風1号の直接の影響はない見込みですが、熱帯由来の非常に暖かく湿った空気が流れ込み、前線の活動が活発になる見込みです。最新の気象情報に注意が必要です。
来週前半は、梅雨の晴れ間が続く見込みです。日本の上空には真夏並みの空気が流れ込んでいる所に、強い日差しが加わるため、最高気温が35℃前後まで上がる所がありそうです。
大雨に注意すると共に、熱中症にも気をつけましょう。