
この先の関東は晴れて、日中は上着いらずの陽気になる日がほとんど。ただ、23日(水)は各地とも雨。日差しもなく最高気温は急降下。24日(木)は一転、天気は回復して、昼間は汗ばむ陽気に。寒暖差に注意が必要。
●23日(水)は冷たい雨 26日(土)からいよいよGW 気になる天気は?
明日22日(火)は、関東は晴れて、日中は過ごしやすい陽気でしょう。カラッとして洗濯物やお布団を干すのにも最適です。ただ、西からゆっくりと天気は下り坂に向かいます。
23日(水)は、広い範囲で雨が降ったりやんだりするでしょう。沿岸部ほど風が強く吹きますので、傘を飛ばされないようにご注意下さい。また、気温の上がり方は鈍く、昼間でも少しヒンヤリ感じられそうです。お出かけの際は上着が必要になるでしょう。服装選びにもお気をつけ下さい。
24日(木)は一転、広く晴れて、最高気温は25℃以上の夏日地点が続出します。日中は汗ばむくらいになるため、半袖でちょうど良く過ごせるでしょう。23日(水)との寒暖差に注意が必要です。
25日(金)以降は、各地で晴れの天気が続きます。日中の気温はこの時期としては高く、何をするにも快適な陽気になるでしょう。ゴールデンウィーク初日の26日(土)と27日(日)は、絶好のお出かけ日和になりそうです。昼間はシャツ一枚で過ごせるものの、日に日に強まってきている紫外線に注意が必要です。外出の際や、屋外でのレジャーを楽しまれる方は、日傘や日焼け止めを塗るなどの対策が欠かせないでしょう。
●紫外線に注意
紫外線は目に見えませんが、天候や場所などにより、量が変化します。次のような紫外線の性質を知って、対策をすることが重要です。
① 曇りの日でも、油断はできません。薄い雲の場合は、紫外線の80%以上が透過します。
② 紫外線は反射する性質がありますが、反射率は、地表面の種類によって、大きく変わり、砂浜・水面は10~20%、コンクリート・アスファルトは10%、草地・芝生・土面は10%以下です。体に浴びる紫外線は、太陽から直接届く紫外線だけでなく、反射した紫外線も加わるのです。
③ 標高が1000メートル上昇するたびに、紫外線量は10~12%増加します。山に出かける場合は、思わぬ日焼けをしないよう、日焼け止めをしっかり塗るなど、対策を心がけてください。
●GW後半へ向けて夏日続出 お出かけの際は熱中症に注意が必要 今のうちに冷房の試運転を
29日(火)以降も広く晴れるでしょう。最高気温は軒並み平年より高く、汗ばむ陽気になりそうです。5月1日(木)から、一段と高くなり、再び夏日になる所が多くなるでしょう。まだ、体は急な暑さに慣れていません。こまめに水分を補給するなど、熱中症対策は万全になさって下さい。本格的に暑くなる前に冷房の試運転もしておいた方が安心です。
暑さに強い体づくりも熱中症対策のひとつです。バランスの良い食事や十分な睡眠のほか、「暑熱順化」も意識しましょう。暑熱順化ができていないと、体の熱をうまく外に逃がすことができず、熱中症になる危険性が高まります。日常生活で、無理のない範囲で運動や入浴をすることで汗をかき、暑さに備えることが大切です。
●熱中症の症状とは?
熱中症には、様々な症状があります。
はじめは「手足がつる」「立ちくらみ」「めまい」「生あくび」「筋肉痛」「筋肉のこむら返り」などです。また、汗が止まらない、あるいは、汗が出ないなど「汗のかき方がおかしい」というものもあります。
他にも「なんとなく体調が悪い」「すぐに疲れる」というのも初期症状です。また、周囲の方から見て「イライラしている」「フラフラしている」「呼びかけに反応しない」「ぼーっとしている」といった、いつもと違う症状も、熱中症を疑うポイントです。
症状が進むと、「頭痛」「嘔吐」「虚脱感」「倦怠感」「集中力低下」「判断力低下」などが起こります。
応急処置をしても症状が改善されない場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。自力で水が飲めない、応答がおかしい時は、ためらわずに救急車を呼んでください。