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北海道 この先一週間の気温は高め傾向 平地での降雪の可能性は低そう


この先一週間の道内は、上空に暖かい空気が入りやすくなり、気温は高めで推移する見込みです。平野部では目立った降雪となる可能性は低く、初雪の観測が例年より遅くなる所も多くなるかもしれません。

●【31日までは高気圧の圏内で秋晴れ】

今日(29日)の道内は気圧の谷の影響で大気の状態が不安定となり、午前は道東方面の内陸や上川南部、渡島地方などで雨が降りました。午後には西から高気圧が張り出すため、道東方面で曇る他は晴れ間の出る所が多くなる見込みです。

明日(30日)から明後日(31日)は、本州方面を東進する移動性高気圧の圏内となって広く晴れる見込みです。日中の気温も道南方面を中心に15度前後まで上がる所が多く、冬タイヤへの交換など外での冬支度などにもよい日和となりそうです。
なお、明後日は道北の沿岸などで南よりの風がしだいに強まり、海上も波が高くなる可能性があります。船舶関係は注意してください。

●【1日以降は雨の降る日が多くなる 気温は高め】

1日(水)には大陸方面から低気圧が近づき、しだいに天気が崩れそうです。低気圧や前線に向かって南よりの暖かい空気が入るため、気温は全般に高めで、降水は広く雨となるでしょう。

その後も、5日(日)にかけて短い周期で低気圧や気圧の谷が通過することが予想され、雨の降る日が多くなるでしょう。この期間中は、4日(土)にやや冷たい空気が入るため、標高の高い峠付近などで雪の降る所もありそうですが、そのほかは上空には暖かい空気が入りやすく、平地での降水は全般に雨となりそうです。

道内で初雪を観測している気象官署(計8地点)のうち、今日これまでに初雪を観測したのは今月21日に旭川で観測したのみで、平年の初雪が10月19日の稚内でも観測されていません。網走の平年は10月30日、札幌と帯広、函館の平年は11月1日ですが、現状の予想ではこれらの地点における初雪の観測は平年より遅くなる可能性が高そうです。

なお、6日(月)以降は北から強い寒気の南下が予想され、道内では平地でも雪の降る可能性があります。まだ先の予報なので今後見通しが大きく変わることもありますが、いずれ到来する本格的な冬の前に、できるうちに冬支度を進めておきましょう。

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