九州は来週初めにかけて、秋雨前線に向かって流れ込む湿った空気の影響で、大変蒸し暑く、不安定な天気が続く見込みです。きょう13日も九州付近は雨雲が発達しやすく、急な強い雨や落雷、突風などにご注意ください。
●急な雨雲の発達に注意
きょう13日、九州付近は湿った空気の流れ込みが強まり、大気の状態が不安定でしょう。
九州の太平洋側を中心に朝から雨雲が発生し、所々で雨や雷雨になっています。日差しの影響も加わり、午後は急な雨雲の発達に注意が必要です。にわか雨や雷雨になる所が多くなり、局地的に激しい雨が降るでしょう。発達した積乱雲の下では落雷や突風のおそれがあります。屋外での活動は、空の変化に気をつけながらお過ごしください。
また、九州の最高気温は30度から33度ぐらいでしょう。湿度が高くなり、大変蒸し暑くなります。運動会の練習などは十分な熱中症対策が必要です。
●九州の北に秋雨前線のびる
このあと、週末にかけて秋雨前線が朝鮮半島付近から対馬海峡付近にのびる見込みです。このため、九州付近は湿った空気の流れ込みが強まり、大気の不安定な状態が続きます。
あす14日は、秋雨前線がやや南下する影響で、福岡県や佐賀県、長崎県を中心に雨が降りやすくなり、雷を伴い局地的に激しく降るでしょう。前線に近い長崎県対馬地方は大雨になるおそれもあり、雨の降り方にご注意ください。
●彼岸の頃から秋の空気
来週初めにかけて夏の高気圧が強いため、秋雨前線はなかなか南へ下がりきれず、不安定な天気と厳しい残暑が続きそうです。
来週20日(水)・彼岸の入りの頃に、秋雨前線が九州付近を南下し、前線南下後に秋の涼しい空気が流れ込み、気温が下がってくる見込みです。
秋の空気はすぐそばまで近づいていますが、来週初めにかけてしばらく厳しい残暑が続きますので、体調管理に気をつけてお過ごしください。