2月に入って春と冬の空気のせめぎあいが続く中、あす21日(火)からは再び冬の空気が優勢となりそうです。最高気温は10度に届かず、真冬の寒さが戻り、四国山地沿いを中心に雪の降る所もあるでしょう。
●きのう19日(日)は四国地方で「春一番」
きのう19日(日)は、日本海を進む前線を伴って低気圧に向かって、南寄りの風が強まりました。また暖かな空気が流れ込んで、最高気温は松山で18.4℃、高松で14.5℃、徳島で17.7℃、高知で17.5℃、また徳島県の海部郡海陽では22.6℃を観測するなど、春本番の陽気となりました。このため、きのう高松地方気象台では四国地方で「春一番」が吹いたと発表しました。
●あすは真冬の寒さに逆戻り
前線通過後の昨夜から徐々に暖かな空気は南へ下がって、北からの冷たい空気に入れ替わってきています。
きょう20日(月)は、冬型の気圧配置となって上空には寒気が流れ込み始めており、きのうに比べて気温の上がり方は鈍く、日中の気温は10度を少し超える程度の所が多くなりました。
あす21日(火)は、四国地方の上空には一時的に強い寒気が流れ込む見込みです。瀬戸内側では雲が広がりやすく、四国山地沿いでは昼頃にかけて雪の降る所があるでしょう。山沿いにお住いの方や峠越えをされる方は、時間に余裕を持ってお出掛けください。日中の気温は、高松・徳島・松山で8度前後、高知で10度くらいまでしか上がらず、また北西の冷たい風も吹くでしょう。
●あさって以降も気温は平年並みか平年より低く、季節は足踏み状態
あさって22日(水)は、冬型は緩んで高気圧に覆われておおむね晴れるでしょう。風による寒さは和らぎますが、寒気の影響が残るため朝の冷え込みが強まり、日中の気温も10度に届かない所が多そうです。
その後も気温は平年並みか平年より低く、今週は季節の歩みは足踏みとなるでしょう。
