きょう13日も日本付近に季節先取りの暖かい空気が流入。天気は西から下り坂。九州は昼頃から広く雨で、夕方以降は東日本、北日本でも雨の所が次第に多くなる。気温の上昇や雨の影響で雪解けが進むため、雪崩や土砂災害などに十分な注意が必要。
●最高気温 3月下旬～4月上旬並み
きょう13日も、季節を先取りしたような暖かい空気が続々と流れ込みます。
最高気温は全国的に平年より5℃から10℃ほど高く、広い範囲で3月下旬～4月上旬並みとなる予想です。
沖縄は25℃前後、九州や四国は18℃前後、中国地方から東北南部にかけても15℃前後の所が多く、昼間は軽めの上着で過ごせるでしょう。東北北部や北海道も10℃前後まで上がる所が多く、寒さが和らぎます。
夕方以降も気温の下がり方は緩やかでしょう。
●雨の範囲 西から広がる 激しい雨も
大陸方面からは前線が延びてきます。このため、天気は西から下り坂に向かうでしょう。
九州では、午前5時現在、すでに雨雲のかかっている所があり、昼頃からは、ほぼ全域で雨となるでしょう。局地的には、傘があっても濡れてしまうほど激しく降りそうです。
中国と四国も雲が多く、午後は雨の範囲が広がるでしょう。ザッと強く降る所もありそうです。
そのほかの各地は、昼頃までは大体晴れるでしょう。
ただ、近畿と東海、北陸は、夕方から次第に雨となり、関東も所々に雨雲がかかります。
東北は、夜になると日本海側ほど雨の所が多くなり、北海道は南西部や北部の所々で湿った雪や雨が降りそうです。
●気温の上昇と雨 多雪地では 雪崩など いっそうの注意が必要
気温の上昇や、雨の影響で、雪解けが進みます。
山では、斜面に積もった重い雪が、流れるように全て滑り落ちる「全層なだれ」の危険度が高まります。雪解け水が地面に浸み込むことで地盤が緩み、地すべりや、がけ崩れといった「土砂災害」が発生するおそれもあります。
また、屋根に積もった雪が緩み、落雪が起こりやすくなります。屋根の上の雪下ろしや、軒先での作業は、普段以上に慎重になさってください。
川や用水路は、雪解け水と雨水が流れ込むことで急に増水するおそれがあります。むやみに近づかないようにしてください。
路面状況が悪化し、道路が冠水するなど交通が乱れることも考えられますので注意が必要です。
