東北や北陸では記録的な大雨となっています。新潟県関川村の下関では24時間雨量が560.0ミリと観測史上1位の値を更新しました。これまでの過去最大値の2倍以上の雨量となりました。
●記録的な大雨 過去最大値の2倍以上の雨
活動が活発な前線が北日本から東日本を南下し、きのう3日からきょう4日にかけて東北や北陸で記録的な大雨となっています。
新潟県関川村の下関で24時間雨量が560.0ミリ(6時20分まで)と、観測史上1位の値を更新しました。これまでで、24時間雨量が最も多かったのが、2014年7月10日に観測された212.0ミリなので、今回は過去最大値の2倍以上の雨が降ったことになります。
また、24時間雨量が新潟県村上市の高根で400ミリ以上、福島県北塩原村の桧原や山形県飯豊町の高峰で300ミリ以上の雨が降るなど、東北や新潟県では観測史上1位の値を所々で更新し、記録的な大雨となっています。
●大雨災害に最大限の警戒を
山形県の置賜に発表されていた大雨特別警報は、きょう4日6時33分に大雨警報に切り替わりました。東北の大雨の峠は越えましたが、これまでの大雨により、地盤の緩んでいる所があります。土砂災害、河川の増水や氾濫に引き続き厳重に警戒してください。特に、最上川上流では氾濫が発生しています。洪水への一層の警戒が必要です。
4日10時半現在も新潟県の岩船地域、新発田地域には大雨特別警報が発表中です。何らかの災害がすでに発生している可能性が高く、警戒レベル5に相当する状況です。ただちに命を守る最善の行動をとってください。