「大型」で「非常に強い」勢力で北上中の台風10号。台風本体の雨雲がかかっているのは奄美地方だけですが、台風の外側の雨雲「スパイラルレインバンド」が鹿児島県や宮崎県など九州南部を中心にかかっています。

●接近前から警戒を(大雨)

大型で非常に強い勢力の台風10号の影響で、沖縄や奄美、九州で雨脚が強まっています。
気象レーダーで雨雲の様子を確認すると台風本体の雨雲の一部が奄美にかかっています。それとは別に台風の北側にあたる鹿児島県や宮崎県に活発な雨雲の帯が東西に延びています。これは「スパイラルレインバンド」と言われ、一度かかり始めると数時間にわたり、激しい雨が降り続き、大雨災害を引き起こすことがあります。

●予想雨量(あす午前6時までの24時間・多い所)

最も多く予想されるのが宮崎県で600ミリ、鹿児島県で500ミリ、長崎県や熊本県、大分県で400ミリなどとなっています。九州の各県庁所在地の9月平年一か月分は180ミリ前後から220ミリで、太平洋に面した宮崎市は354.6ミリですので、一か月相当、あるいは2倍以上の雨量が一日で降る恐れがあります。特に九州は7月の「令和2年7月豪雨」の被害の爪痕が残っていて、脆弱な箇所があります。新たな災害の危険性もありますので、少しでも異変を感じたら、すぐに安全な場所へ移動するようにしてください。