台風12号は、これからあす(2日)、さらにあさって(3日)にかけて東シナ海をゆっくり西寄りに進み、再発達する見込みです。
動きの遅い台風12号の九州への影響は、あす(2日)にかけて続きます。台風周辺の湿った東風の影響で、九州の太平洋側は激しい雨が降る所があり、九州山地の風下にあたる東シナ海側はフェーン現象が発生して猛暑となるでしょう。太平洋側は土砂災害に、東シナ海側は猛烈な暑さに、それぞれ十分な注意・警戒が必要です。
●台風12号、東シナ海をゆっくり西進・再発達
台風12号は、きのう(31日)に種子島・屋久島付近を反時計回りにぐるりと一回転し、きょう(1日)は屋久島の西の海上に進んでいます。台風12号は、これからあす(2日)、さらにあさって(3日)にかけて東シナ海をゆっくり西寄りに進みながら再発達する見込みです。
台風12号の九州への影響は、あす(2日)にかけて続きます。
●太平洋側は激しい雨、東シナ海側は猛暑に
九州は、台風周辺の湿った東風の影響が続き、あす(2日)にかけて太平洋側は局地的に激しい雨が降る恐れがあります。29日降りはじめからの雨量は、宮崎県の国富町で320ミリを超えるなど、九州の太平洋側はすでに大雨となっており、土砂災害に警戒が必要です。
また、九州山地の風下にあたる東シナ海側は、山越えのフェーン現象が発生し、最高気温35度以上の猛暑日となる所が多くなる見込みです。体温を超える猛烈な暑さとなる所もあるため、熱中症に対して十分な注意・警戒が必要です。