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【巨人】田中将大200勝あとひとつ、偉業は大先輩と同じ場所で…「できることやっていくだけ」


ブルペンに入って投球練習を行う巨人田中将(撮影・水谷京裕)

“聖地”で偉業達成へ。日米通算200勝に王手をかけている巨人田中将大投手(36)が25日、川崎市のジャイアンツ球場で行われた投手練習に参加。ブルペンで33球を投げ込むなど、次回登板予定の28日広島戦(マツダスタジアム)に向けて準備を進めた。同地は米大リーグ・ヤンキースで同僚だった黒田博樹氏(50)が日米通算200勝を達成した場所。先輩と同じ広島で金字塔を打ち立てる。

   ◇   ◇   ◇

田中将は泰然自若に構える。日米通算200勝まであとひとつ。「自分ができることをやっていくだけ」と特別なことはせず、キャッチボールやブルペンで調整した。

「ずっと200勝っていうところをこの何年間、自分自身も当然そこはクリアしていきたい思いがあった中で、ずっとここ何年も届かないまま来てしまった。そこはずっと意識してきているから、突然現れたものでもないし。だから何か、いつも通りって感じですね、今のところは」

史上4人目の大台に王手をかけても、平常心を貫いた。

黒田博樹氏は16年7月23日、マツダスタジアムでの阪神戦で日米通算200勝を達成した。田中将は、ヤンキース時代の14年、ともにプレー。「僕がメジャー1年目で、同じ投手として先発ローテーションで回るというところで、黒田さんがチームメートとしていてくれたことは、自分にとってはすごく助けになりました」と感謝している。マツダの過去登板はすべて6回以上、3失点以下の勝負に持ち込んでいる。大先輩と同じ場所で歴史を刻む。

200勝への機運が高まっている。7日ヤクルト戦(東京ドーム)で約3カ月ぶりの1軍登板を果たしてから、3先発で防御率1・15。山崎や赤星が先発ローテを外れるなど、先発陣に疲れが見える中で好投が続く。「今こうやって(ローテに)割って入って投げられているということは自分にとってはいいですけど。でも、結果を出していかないと」と引き締めた。

あくまでもチームの勝利にこだわる。「一番大事なのはチームがレギュラーシーズンで1つでも勝っていくということだと思う。だから自分にとってはそれ(200勝)が全てではない」。チームのために腕を振れば、おのずと大台到達が見えてくる。【水谷京裕】

◆田中将のマツダスタジアム 過去は楽天時代の交流戦で通算4度登板し、1勝0敗、防御率2・25。広島バリントンと投げ合った11年は被安打3で完封勝ちするなど、登板4試合はいずれも6回以上、3失点以下にまとめている。

田中将の節目勝利

◆初勝利(07年4月18日ソフトバンク戦=フルキャスト宮城)杉内に投げ勝ち、松中から3三振を奪うなど高卒新人では99年松坂(西武=15個)以来の13奪三振。初完投も記録した。デビュー4試合目での1勝に「プロで勝つのは本当に難しいので、4試合目に勝てたのは早い」。

◆50勝(11年6月1日広島戦=Kスタ宮城)高卒5年目で50勝。「あまり節目とは考えていません。去年のうちにクリアしないといけなかった」。

◆日米100勝(14年4月4日ブルージェイズ戦=ロジャーズセンター)ヤンキース移籍後初登板で大リーグ初勝利と日米通算100勝を同時に達成。「初戦でいい形を出すことができたというのが一番じゃないかなと。もちろん、1試合だけではダメだと思う」。

◆日米150勝(17年9月14日オリオールズ戦=ヤンキースタジアム)通算278試合で到達。2リーグ制後の入団選手では松坂大輔の285試合を抜く最速。「この世界に入ったときは200勝とか、そういう数字はすごく遠い数字だと思っていた」。

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