
<パドレス2-8ドジャース>◇24日(日本時間25日)◇ペトコパーク
日本ハムや中日でプレーした武田一浩氏(60)が「NHKBS」で解説を務め、ルーキーの値千金弾に驚いた様子だった。
2-2の7回1死一、二塁で、打席には9番のダルトン・ラッシング捕手(24)。試合前時点で打率1割8分4厘、2本塁打と打撃には苦しんでおり、次打者の大谷翔平投手(31)へ、どうつなぐかが注目された。
ラッシングは右腕エストラダがフルカウントから投じたスライダーを強振。打球は右中間席へ飛び込み、値千金の勝ち越し3ランとなった。これで山本由伸投手(27)にも11勝目の権利が舞い込み、ルーキーが大仕事をやってのけた。
武田氏は伏兵の1発に「予想外でしょう(笑い)。予想してました?」と驚きを隠せない様子だった。
ラッシングは試合後にNHKのインタビューに応じ「とてもいい気分です。焦らずにストライクを待っていた。ヨシは球種をうまく混ぜて素晴らしかった」と話した。
6回2失点で11勝目の山本も、ラッシングについて「ピッチングの面でも助けてもらった。僕自身もすごくうれしかったですし。チームもさらに勢いづいたような、そんな雰囲気だったので、本当によかったと思います」とたたえた。