
<全国高校野球選手権:沖縄尚学3-1日大三>◇23日◇決勝◇甲子園
14年ぶり優勝は、あと1歩のところで届かなかった。日大三は初回に先制しながらも、沖縄尚学に逆転負け喫し準優勝に終わった。
初回1死二塁から主将の3番本間律輝外野手(3年)の痛烈な打球が右中間を破る適時二塁打で先制。試合開始からわずか8球の鮮やかな攻撃で流れを呼び込み、球場は大歓声に包まれた。2回に沖縄尚学に1点をかえされ同点を許したが、一進一退の攻防で5回まで1-1と拮抗(きっこう)した展開となった。
悔やまれるのは6回以降の攻防だった。エース近藤優樹投手(3年)が6回に逆転打を許し、8回にもさらに1点を献上。ともに6回2死二塁のピンチを防げず、夏の初優勝を目指す沖縄尚学にリードを広げられ優勝を譲った。