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【西武】甲子園V腕の高橋光成がパワフル右腕に成長、創意工夫こらし8回無失点「覚えてないですよ」


ロッテ対西武 西武先発の高橋(撮影・小沢裕)

<ロッテ0-3西武>◇22日◇ZOZOマリン

西武の高橋光成投手(28)が8月22日、今季5勝目を挙げた。12年前のこの日、前橋育英(群馬)の2年生エースとして甲子園V投手になった。干支(えと)がひと回りし、ロン毛で154キロを投げ込むパワフル右腕に成長。8回無失点で奮闘した試合後に尋ねられると「無理やりつなげすぎじゃない?」といたずらっぽく笑った。「覚えてないですよ」と記憶は追わない。

自身はビジターで12連敗中だった。チームは勝てば昨季超えの50勝目。そのあたりは高橋の意識の中にない。「変な意味じゃなく1試合に過ぎないので」といつも143分の1で捉える。だから、シーズン大詰めのこの時期になっての“進化”だって恐れない。「良くなるために毎日やってるので」と芯は強い。

試合中、何球か左足の上げ方を変えた。ひざを伸ばし気味に上げたり、元日本ハムの斎藤佑樹氏のように抱え込みながら上げたり。どの球でそうするかは「あ、適当ですね」と基準もない。「キャッチボールで骨盤の動きがシャープだったので、試してやった感じですね」。調整の中での副産物。「力感なく投げられて、うまく脱力ができたなというところでは新しい発見でした」と挑戦を成功にし喜んだ。

いかにプレッシャーやストレスなく、本来を出し切るか。若い選手が多いチーム全体の課題でもある。「同じルーティンを続けていきたい」と高橋は言う。その上での応用問題としての創意工夫。父や祖父が営む高橋りんご園(群馬県沼田市)も、毎年のように新たな品種の栽培にトライしている。高橋親子が「無理やり~」といたずらっぽく笑いそうだが、現状に甘んじないDNAは確かに受け継いでいる。【金子真仁】

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