
セレッソ大阪は21日、スペイン1部レアル・ソシエダード(若手チーム)に在籍していたMF久保瑛史(えいじ、17)の獲得を正式に発表した。
同じRソシエダード所属で日本代表MF久保建英(たけふさ、24)の6学年違いの弟。
Rソシエダードでは若手チームでプレーし、アマチュア選手の位置付け。兄同様にスペインから逆輸入され、プロの第1歩をJリーグで踏み出す。
173センチの左利きアタッカーの兄と違い、180センチで右利きのゲームメーカー型のボランチ。今夏はC大阪に練習生として加わり、たけた戦術眼などをアーサー・パパス監督(45)が評価した。
背番号は「26」に決定。現在の空き番号から本人が選んだもようだが、その「26」は建英が欧州でプロデビューしたマジョルカでの番号と同じ。日本代表やスペイン1部で主力に上り詰めることになる原点の背番号で、出世番号だ。
C大阪では現在、ダブルボランチの一角でMF田中駿汰(28)が不動の地位を築き、その相棒をMF喜田陽(25)が務める。最近はトップ下で出番が多い香川真司(36)やFW登録の中島元彦(26)らを含めれば、超激戦のポジション。
身長は180センチだが体の線が細く、Jリーグでも球際に必要なフィジカル強化が今後の課題になる。
川崎市生まれで大阪には縁がなかった久保瑛史は、いとこには陸上女子800メートルの日本記録保持者、東大阪大敬愛高3年の久保凛(17)がおり、同じ大阪を活動拠点にともに日本、世界のトップを目指すことになった。