
<ロッキーズ4-11ドジャース>◇19日(日本時間20日)◇クアーズフィールド
【デンバー(米コロラド州)19日(日本時間20日)=四竈衛】ドジャース大谷翔平投手(31)が、ロッキーズ戦で6試合ぶりとなる弾丸ライナーの44号を放った。チームも貧打に泣いた前夜のサヨナラ負けから一転、12試合ぶりとなる2桁得点で快勝。地区首位の座をがっちりとキープした。大谷は20日(同21日午前9時40分開始予定)に、今季初勝利と「二刀流」の完全復活をかけて先発マウンドに上がる。
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6月16日に投手として復帰した大谷が20日(同21日)、今季10試合目の先発で約2年ぶりとなる白星をかけて敵地のマウンドへ向かう。標高約1600メートルと空気が薄く、打者有利と言われるクアーズフィールドは、公式戦初登板とはいえ、21年のオールスターで先発。1回無失点と好投し、100マイル台を計測した。
前回登板の13日は、今季最多の80球、4回途中4失点。今回、予定される5イニングをリードした状況で投げ切れば、白星に手が届く可能性も出てくる。その一方で、同地は酸素が薄く、体力への負担が大きいこともあり、ナイター後のデーゲームとなる翌21日(同22日)は、少なくともスタメンから外れる見込みとなった。ロバーツ監督は、大谷自身と話し合ったうえで「木曜日(21日)はなし」と明言。休養を最優先する方針を明かした。