
<全国高校野球選手権:山梨学院11ー4京都国際>◇19日◇甲子園
4試合の準々決勝が行われる大会13日目。第1試合は二刀流で注目される山梨学院の菰田陽生投手(2年)が投打の活躍をみせ、昨夏王者を大勝した。甲子園では初の4強入り、山梨県勢の4強は2012年の東海大甲府以来13年ぶり4度目となった。
先発として3回まで1失点。4回に「ちょっとボールが走ってなかったので代えました」という吉田監督の采配で一塁手に入ると、以降は打撃で存在感。5回には1死満塁から右越えの適時三塁打。3点を加え8-1とリードを広げ、勝利を引き寄せた。
この日は4打数3安打3打点で、今大会は3試合で打率5割4分5厘6打点とし、投げても3試合連続先発で防御率1・15と結果を残す。
194センチ、100キロの大器に、SNSの話題は早くも26年のドラフトに。くしくもプロ野球セ・リーグは27年からDH制を導入する事を決めている。従来なら二刀流ならパ・リーグが選択肢として有力だったが、両リーグで導入されればセ・リーグにも入団の可能性が広がる。Xでは「DH制導入になったらどうするんだろう」「二刀流の希望があるらしいけど、ちょうど良いな」など、早くも来年の話題で盛り上がった。