
<全国高校野球選手権:山梨学院11-4京都国際>◇19日◇準々決勝◇甲子園
山梨学院の二刀流はまたも投打で魅せた。菰田陽生投手(2年)は「7番投手」で先発すると、初回に1点こそ失うも、最速150キロの直球を中心に京都国際打線をねじ伏せた。暑さの影響で球数がかさんだが、4回途中1失点と粘り後続に託した。
怪物2年生はバットも止まらない。3回に投手への内野安打を放つと、5-1で迎えた5回1死満塁の好機で「ここで1本出さないとという気持ちで打席に入った。捕られると思ったんですけど、(右翼手の頭を)越えて良かった」と走者一掃となる右越え3点適時三塁打を決め、昨夏王者を突き放した。7回にも右前安打と2試合連続の猛打賞に「いい流れで来ている」と手応えを感じた。
昨夏王者を撃破し4強入りを決め8強に続き、夏の最高成績を更新。「優勝を目指して頑張りたい」と力強く話した。二刀流は栄冠まで突き進む。