バレンシア、ＲソシエダードFWサディクに期限付きオファー 提示手数料8500万円と現地報道

リオデジャネイロ五輪でサッカー日本代表から先制点を奪うナイジェリア代表サディク・ウマル（左）（2016年8月4日撮影）

バレンシアが、再びレアル・ソシエダードのナイジェリア代表FWサディク（28）に期限付き移籍のオファーを提示した、とスペイン紙アス電子版が18日に報じた。

今夏の移籍市場でウーゴ・ドゥーロとダンジュマを擁するFW陣を補完するためのセンターフォワードを探しており、昨季後半戦に期限付き移籍で所属し、素晴らしいパフォーマンスを見せたサディクを再度、狙っているという。

一方、サディクはRソシエダードにとって戦力外のため、以前から放出先が模索されていたが、魅力的なオファーは届いていない。その中でバレンシアが現状を聞きつけ、前節16日に両チームが対戦した際、新たな期限付き移籍に向けた最初のオファーを提示した。

その内容は手数料50万ユーロ（約8500万円）＋目標達成、得点数などによる出来高の支払い、および選手の給与全額を請け負うというものである。

バレンシアは昨季、サディクを期限付き移籍で獲得した際、シーズン終了時に付帯していた900万ユーロ（約15億3000万円）の買い取りオプションを行使せず、100万ユーロ（約1億7000万円）を少し上回る金額を支払っていた。（高橋智行通信員）