
<カブス3-1パイレーツ>◇16日(日本時間17日)◇リグリーフィールド
カブス今永昇太投手(31)が7回1失点と好投し、白星は得られなかったがチームの勝利に貢献した。
初回の先頭トリオロをスプリットで3球三振に仕留め、立ち上がりから好調だった。4回先頭まで打者10人連続凡退と相手打線を圧倒。4回2人目の2番ファムにソロ本塁打を浴びたが、その後も落ち着いて6回途中まで7者連続凡退。6、7回はそれぞれ走者を2人ためたが、追加点を許さなかった。
7回まで85球を投げ3安打1失点、2四球6奪三振。7回以上を投げたのは5戦ぶり今季5度目で、7回以上2失点以下のハイクオリティースタート(HQS)も5度目となった。今季は8勝5敗、防御率3・06。
現地中継局「マーキースポーツ・ネットワーク」などの試合後の会見で「今週はスプリットに重きを置いて(調整を)やってきたので、その効果がこの試合で出せてすごくうれしいですし、今日の反省を踏まえてまたいい調整をしたいと思います」とコメント。チームに好不調の波がある中で安定して投球を続けていることに「10点差でも同点でも先頭バッターをしっかり打ち取ってイニングをゼロに終えるっていうことは、やるべきことは変わらないので。たくさん点があったらもちろん投げやすいんですけど、自分のやるべきことをやっていれば試合に必ず勝てるという、自信を持ってマウンドに上がることが大事だと思います」と話した。