WEリーグのアルビレックス新潟レディース（L）は今日17日、ホーム開幕戦で三菱重工浦和と対戦する。U－19日本女子代表として、U－20女子アジア杯タイ予選（7月29日～8月11日）に挑んだDF横山笑愛（18）が、経験値を上げて戻って来た。恵まれた体格とスピードを生かした守備で相手FWを封じながら、得意の左足で攻撃の起点となるフィードを広角に届ける。
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クラブ、そして女子日本代表「なでしこジャパン」の未来を背負う左利きのセンターバックが、プロ2季目をスタートさせる。横山は先月29日からU－19日本女子代表として、U－20アジア杯タイ予選に参戦。全3試合のうち、第1節グアム代表戦（8月6日、5－0）と、第3節イラン代表戦（同10日、11－0）にフル出場した。11日の深夜に新潟に戻り、12日からチームに合流。今節まで準備期間は限られたが「コンディションは悪くない。代表活動で学んだことをピッチに還元したい」と意気込む。
タイ、マレーシアへ遠征した代表活動では慣れない気候に体調を崩す選手もいたが、「うまく順応できたし、提供された食事もおいしかった」と笑顔。ピッチコンディションに難しさは感じたが「それでも結果を残すのが代表。なでしこジャパンから逆算した時、年代別代表は常に目指す場所。成長を続け、定着したい」。環境への適応力、技術面も精神面も代表選手向きだ。
代表活動で9日のリーグ開幕戦は欠場したが、新潟Lは長野を2－0で下して開幕白星スタートを切った。4バック中央左ではDF白沢百合恵（21）が安定感のあるプレーで完封に貢献。横山にもポジションの確約はない。競争は激しいが、「年間を通してフル出場し、守備の選手として無失点試合を増やしたい。ホーム開幕戦でも失点0で抑え、勝ち点3を取る」。将来の目標に掲げている「世界で通用する選手」に近づくため、プロ2季目、突き抜けた存在に成り上がる。【小林忠】
