
<全国高校野球選手権:山梨学院-岡山学芸館>◇16日◇3回戦
山梨学院が、2点リードの5回に一挙6得点と攻勢をかけた。梅村団主将(3年)が5回1死一、二塁で中前打を放つと、岡山学芸館の中堅手が打球処理にもたつく間に走者1人が生還。なおも1死一、三塁では横山悠捕手(3年)の三塁線に転がすセーフティーバントで追加点。さらに万場翔太内野手(3年)、菰田陽生投手(2年)、田村颯丈郎外野手(3年)にもタイムリーが生まれ、打者一巡の猛攻で襲いかかった。
投げては最速152キロ右腕の菰田が、6回途中1安打無失点と2戦連続で好投。最速は自己最速に迫る150キロマーク。暑さに弱く「ホッキョクグマ」の愛称を受ける菰田だが、気温30度を超える夏の甲子園で持ち味を存分に発揮。8点リードの6回2死から同じ2年生の左腕・檜垣瑠輝斗にマウンドを託した。