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【甲子園】宜野座村出身、虎党の沖縄尚学・宜野座恵夢「甲子園でプレー」夢かなえ、全3打点躍動


沖縄尚学対鳴門 9回表沖縄尚学1死満塁、宜野座は2点適時打を放つ(撮影・上田博志)

<全国高校野球選手権:沖縄尚学3-0鳴門>◇14日◇2回戦◇甲子園

沖縄尚学が鳴門を3-0で下し、2年ぶりの夏16強入りを決めた。7番宜野座恵夢捕手(3年)が2安打3打点の大活躍。2回1死一塁で先制の左前適時二塁打を放ち、9回には1死満塁からダメ押しの2点タイムリー。沖縄・宜野座村出身で、幼少期は地元で行われている阪神の春季キャンプに通うなど、虎と縁が深い背番号2が聖地で躍動した。

   ◇   ◇   ◇

打球が前進守備の二遊間を抜けた。宜野座は一塁ベースに到達し、少し表情を緩めた。勝利を決定づけるダメ押し打に、自軍ベンチのナインはほえる。スタンドからは指笛が響き、歓声が上がった。もう、お祭り騒ぎだった。

「振り負けないように。センター返しを心がけた」

1-0の9回1死満塁。3回から8回まで無安打と打線が沈黙も、この回に3連打で演出した絶好機だ。カウント3-1からの5球目。甘くきた真ん中131キロ直球を振り抜いた。快音を残し、ライナーで中前へ運んだ。2人の走者が生還し、味方がつくった場面に一振りで応えた。「追加点を取りたかった」と胸をなでおろした。2回1死一塁では左翼へ適時二塁打。全3打点をたたき出す、勝負強さを発揮した。

聖地に立つと、気持ちは自然と高ぶる。出身は阪神の春季キャンプ地でもある沖縄・宜野座村。幼少期から「自転車で10分ぐらい」と足しげく同地を訪れた。今でも阪神の試合を、「毎日見ています。小さい頃からプロ野球と言ったら阪神」と言い切る。根っからの虎党だ。好きな選手は同じ捕手の梅野。地元で行われた野球教室に参加し、間近で直接指導も受けた。さらに、所属していた少年野球チームが阪神戦に招待されたこともあり、甲子園で現地観戦の機会にも恵まれた。「甲子園でプレーしたいと小学校の時に思って。今プレーできているのはとてもうれしい」と笑った。

次戦は17日仙台育英戦。22年夏王者も倒し、まだまだ夢舞台でプレーするつもりだ。【佐藤究】

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