
浦和のマチェイ・スコルジャ監督が14日、次節名古屋グランパス戦(16日、埼スタ)に向けて取材対応し、長期離脱が続くなど23年7月の加入以降、公式戦出場がないMF安部裕葵(26)の起用について示唆した。
鹿島アントラーズからバルセロナBを経て、浦和に完全移籍で加入。しかしバルセロナ時代に負った右太ももの故障の影響から、いまだに公式戦の出場がない。
その安部の現状について指揮官は「練習の中で毎週良くなっている姿を見せています。メンバーに絡むタイミングも近づいている。ルヴァン杯で川崎Fと当たりますけど、それより前のタイミングで起用できれば、と考えている。近い将来、ヒロキがチームに貢献している姿が見られるかもしれません」と説明した。
ルヴァン杯準々決勝の川崎F戦は第1戦が9月3日。スコルジャ監督の言葉が本当なら、8月中のリーグ戦での出場が現実味を帯びてきた。
「攻撃面ではいいパス、相手DFへのチャレンジを期待している。公式戦になればプレースピードが上がるので、そこは気をつけないといけない。ただ、それが出来る状態になっている。出場する場合はトップ下で出る可能性が高い。短い出場時間から徐々に伸ばしていきたい」などと続けた。