
WEリーグ・マイナビ仙台は13日、ホーム開幕戦となる16日の長野戦(ユアテックスタジアム仙台)に向けて仙台市内で練習を行った。
アウェーでのC大阪ヤンマ-との開幕戦はスコアレスドロー。それでも須永純監督(50)は「前への推進力やゴール前に入っていくところ、最後の時間帯でも前に出て行って決定機をつくるところはできていた」と評価した。
昨季は最下位。チームを立て直すため「組織的にプレーすることは変えずに、強度の高いサッカーを意識する」。走り込みやウエートトレによるフィジカル強化に加え、相手の背後にボールを出して競争させたり、距離を詰めた中での対応を求めたり、負荷のかかる場面を練習から注力してきた。3季目のシーズンに臨むMF遠藤ゆめ(20)は「強度、戦う姿勢の部分が一番変わりました。(昨季まで)他人任せな部分があったけど、自分がやらないとと思えるようになりました」と言う。
須永監督は「(長野は)タフなチーム。早いサッカーをしてくることが予想できるので、しっかり対応していきたい」と意気込む。昨年11月23日に相模原に勝って以来、ホームでは2分け3敗。遠藤は「昨季はサポーターの皆さんにも悔しい思いをさせてしまった。今季こそは一緒に喜び合えるように、ゴールを決めきって、勝ち点3を全員でとりにいきたい」と勝利を誓っていた。【高橋香奈】