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【巨人】森田駿哉42年ぶりの快投でプロ2勝目、窮地で胸に響いた「大丈夫だよ」の声


巨人対中日 ヒーローインタビューを終え記念撮影する巨人森田(左)と岸田(撮影・滝沢徹郎)

<巨人5-0中日>◇12日◇東京ドーム

巨人森田駿哉投手(28)が42年ぶりの快投でプロ2勝目を挙げた。初回満塁の危機を切り抜け、7回2安打無失点と好投した。プロ初先発初勝利を飾った6日ヤクルト戦から2戦2勝は球団では19年高橋優貴以来。13イニング連続無失点は、球団日本人投手では83年槙原寛己の17イニング以来の長期記録となった。

   ◇   ◇   ◇

あの頃のヒーローの声が、胸に響いた。「大丈夫だよ」。初回、森田はいきなりの窮地にいた。先頭の中日ブライトに二塁打を許すと、犠打、死球、四球と乱れて1死満塁を招いた。6回まで「0」を並べたプロ初先発から6日後。「今日、どうなるかな」。不安が頭をもたげた。

その時だった。三塁側から声が響いた。坂本だった。「大丈夫だよ」。その言葉を信じた。「後ろにはすごい頼りになる人たちがいっぱい」。迎えた5番チェイビス。メジャー通算42発の助っ人に、140キロ台中盤のツーシーム2球でカウント1-1とすると、3球目にチェンジアップで遊併殺。無失点で切り抜け、以降は内角も強気に攻め、後半にはフォークも多投。「有効的に最後まで使えた」と0行進を伸ばした。

あの頃が懐かしい。高3の夏。14年8月11日、甲子園で富山商のエースとして日大鶴ケ丘との初戦で完封勝利した。「皆さんから評価される日になった」と思い返す。大会後のU18アジア選手権で日の丸をつける後押しとなった投球。この日2試合連続でバッテリーを組んだ岸田ともチームメートだった。「あれが全盛期だよねって言われないように」とほほ笑みながら、感慨は増す。

その日本代表にはもう1人、仲間がいた。左肘のケガから8月中旬の復帰を目指す岡本。2勝目を手にし、3人で1軍で戦える日を待つ。「2人はずっと活躍してますし、そこに負けじと、しっかりと結果で出していきたい」。あの頃夢見ていた舞台で、あの頃の仲間と。【阿部健吾】

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