
<巨人5-0中日>◇12日◇東京ドーム
中日が今季18度目の完封負けで5位に転落した。特に深刻なのが、2試合連続7番で出場した3打数無安打だった岡林勇希外野手(23)だ。
球宴後は16試合に出場し打率1割2分5厘(64打数8安打)1本塁打、4打点。球宴前に2割9分4厘あった打率は2割6分8厘まで落ちた。この日も早出特打を行い、練習中も森野打撃コーチから指導を受け、映像でチェックするなど、何とか脱出しようとしているが、結果につながらない。
井上一樹監督(54)は「まだオレの中では外すつもりはない」とスタメンから外す考えはない。「上林センター行け、ブライトはライト行けっていうのは簡単だけど、そこはかたくなに、ずっとオレも外さずに使ってきたのは、あいつだけだから。あいつだけは、一応、俺の希望とあいつの我慢強さとていうのが合致すれば、最後の、143試合は全部使うつもりでもいい」と、レギュラーでシーズンを完走させるつもりだ。
「数字だって結局ね、2割9分なんぼあったのが、今2割6分ぐらいに落ちるわけでしょ。3分落ちるとはよっぽどやと思うけど、『もう一踏ん張り』っていうところ。もう奮起をうながこっちは促すし、それに応えてもらうしかないよ」と、復調を待つ。