
<広島9-2阪神>◇12日◇マツダスタジアム
広島打線が苦手・阪神大竹耕太郎投手(30)を攻略した。大竹には今季ここまで4戦4敗、防御率0・99に抑え込まれていた。しかし、このままやられっ放しという訳にはいかない。
0-2で迎えた3回だった。2死一、二塁から末包昇大外野手(29)が左前タイムリーで1点を返すと、続くエレフリス・モンテロ内野手(26)が左翼席に逆転6号3ランを放った。左翼ポール際に大ファウルを放った直後、「打ち直し」でアーチを掛けた。
5回にも打線がつながった。無死一、二塁から小園海斗内野手(25)が右前適時打。さらに末包が2点適時二塁打を放ち、この回も3点を追加。鯉キラーの大竹をKOした。
投げては先発床田寛樹投手(30)が好投した。3回、打球が左足に当たるアクシデントがありながら、丁寧な投球を続けた。
今季ここまで阪神戦は6試合に登板して1勝5敗、防御率2・92。勝ち運に恵まれていなかったものの、この日は打線の援護もあった。7回5安打7三振2失点で降板。6月21日楽天戦(マツダスタジアム)以来となる勝ち星、今季8勝目をマーク。対阪神戦に限れば今季7試合目の登板で、4月19日(甲子園)以来の白星を手にした。