
暴力事案をめぐって第107回全国高校野球選手権大会の出場を辞退した広陵(広島)が10日、同校で保護者会を開いた。その後に会見を開いた堀正和校長は「野球部員だけでなくその他の生徒も含めて全校生徒を守ると、教職員を守ると、このことに保護者会の皆さまが理解をしてくれたことに感謝しかありません」と述べた。
さらに同校長は「野球部の方で、保護者と生徒が話す時間があった。目に涙を浮かべていた生徒はいましたが、声や体を震わせる方はいなかった。気持ちがないのではなくて、彼らが気持ちを制御して、真剣に挑んでいたんだと思います」と振り返った。