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【甲子園】辞退の広陵に大会副会長「年間1000件以上の報告が…」「徹底的に調べてほしい」


高野連の宝馨会長(2024年撮影)

暴力行為をめぐって広陵(広島)が第107回全国高校野球選手権大会の出場を辞退したことについて大会会長の角田克・朝日新聞社社長と、副会長の宝馨・日本高等学校野球連盟会長が10日、甲子園球場で会見を行った。

初となる大会期間中の辞退が起きたことに、角田会長は「懸命にプレーを続けている大会中にこのような事態となったことは大変残念でありますけれども、学校のご判断を受け入れさせていただくということにいたしました。選手をはじめ、大会に関わるすべての皆さん、大会を楽しみにしてくださっているファンの皆様にご心配、ご迷惑をおかけしておりますことを深くおわび申しあげます」と述べ、「朝日新聞社といたしましても、暴力や暴言、いじめ、部活動でのご指導者とご選手、あるいは選手間の理不尽な上下関係を撲滅していきたいとの姿勢を強く改めて心に刻みし、大会運営を行ってまいります」と誓った。

宝副会長は「各代表校に不安や心配を与えてしまい、大会にかかわる全ての人たちに申し訳ない。改めて暴力を一切認めない姿勢を、全国の加盟国に強く求めていく」と語った。

今年1月22日に広陵の部員間で暴力を伴う不適切な行動が発生。日本高野連にも報告し、3月5日の審議委員会で指導が決定していた。野球部には厳重注意、当該部員には1カ月間の公式戦出場禁止が下されたが、今大会の直前、SNS上で保護者とみられる投稿から騒動が一気に拡大した。

この日は広陵の堀正和校長が取材対応し、9日の理事会にて全会一致で「出場辞退」が決定したと報告した。選手には、部長を通じて同日に伝えられ、この日の午前中にナインは失意のどん底で宿舎を出発。広島に戻っていた。

宝副会長は暴力を防ぐ対策について「本当に細かいものから報告してもらって、年間1000件以上になるわけですが。そういったことは徹底してるんですが、我々も事実として認定できていないところとか。今のところ最善のところと思ってます。ひょっとしたら、改善の余地があるかと思います」と明言。「それはやっぱり学校の体制もあるでしょうし、学校の中についてはあんまりとやかく言うことはできませんけど。事案あったら徹底的に調べて報告書を上げてもらうという形を全国に求めたい。部員の中にも全然関与してない人もいるでしょうし、対戦校も迷惑してる。高校生という発展途上の時期に、ある意味温かく見守ってあげたいし、厳しくしないといけない。大会の運営においても未成年である子どもたちのことを慮りながら、対応したい」と話した。

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