
<阪神1-3ヤクルト>◇8日◇京セラドーム大阪
ヤクルトは9回の土壇場で追いつき、延長12回に代打増田珠内野手(26)の中前適時打で勝ち越して2連勝した。
増田は2死満塁から代打で登場し、阪神6番手左腕の桐敷と対戦。「ずっと準備していたので、やっときたなという気持ちで打席に入りました」と振り返った。カウント2-2からタイムを取るなど全神経を集中させ、5球目直球を捉えて二遊間を抜ける中前適時打を放った。待望の勝ち越し打にベンチは大喜び。一塁上でガッツポーズした増田は「ベンチを見たらみんなが自分以上に喜んでくれていたので、うれしくて喜びました」と笑顔で答えた。
チームは横浜の3学年先輩にあたる伊藤将に苦戦も、9回に追いついてなんとか延長戦へ持ち込んだ。「横浜高校の先輩で、なかなか突破口が開けずってところでしたけど、なんとか追いついて、延長で勝つことができて良かったと思います」とチーム一丸の勝利にうなずいた。