
<阪神-ヤクルト>◇8日◇京セラドーム大阪
阪神先発の伊藤将司投手(29)が9回に同点に追いつかれ、悔しい降板をした。
今季ここまで8試合に登板して4勝0敗、防御率1・07。この日のヤクルト戦は今季4試合目。前回1日同カードの登板は勝ち星こそ付かなかったが、7回1失点の好投だった。
相性の良さをこの日も見せつけた。テンポのいい投球で5回まで3安打3三振無失点。スコアボードに0を並べた。8回終了時点で今季の通算防御率が0・92。ついに防御率が0点台に突入した。
粘り強く、クレバーな投球を続けた。しかし、最後の最後にピンチが訪れた。9回、ヤクルト先頭内山に二塁打を許し、続く村上が右犠飛。1死三塁から、オスナの二ゴロの間に同点に追いつかれた。23年8月20日DeNA戦以来となる完封勝利はスルリと逃げ、2死二塁とした場面でマウンドを降りた。