
<東アジアE-1選手権:日本2-0中国>◇12日◇第2戦◇韓国・龍仁
日本代表(FIFAランキング17位)が中国代表(同94位)を2-0で破り、2連勝で大会2連覇に王手をかけた。
後半開始から途中出場したMF稲垣祥(33=名古屋グランパス)は、「チームが勝つために、チームを整えることは意識して、そこはある程度できた」とうなずきつつ「ミドル1本は決められた。悔いが残る」と悔しさをにじませた。
前節香港戦は豪快なミドルシュートを決めた。初招集組や若手が多い中で、抜群の安定感をみせ、チームを引き締める。この日も、1-0の後半19分にDF望月ヘンリー海輝(23=FC町田ゼルビア)の追加点をアシストした。
次節は優勝をかけて開催国韓国と対戦する。「独特の空気感テンションがあるので、その中で、どれだけ自分が日本を勝利に導けるかは自分自身に期待しているし、楽しみ」と自らにプレッシャーをかける。これまでの2試合とはレベルも一気に変わり、大アウェーでの戦いとなる。「今回は初招集も若い選手も多いなかで、その空気にのまれない、そのなかでどれだけ冷静にプレーできるか、チームを冷静にさせられるかはおれの仕事ではあるので、そういった意味でも頑張っていきたい」と力を込めた。