
<広島2-1ヤクルト>◇2日◇マツダスタジアム
広島が逆転で、引き分けを挟み3連勝とした。8回1失点の先発大瀬良は5月14日巨人戦以来、49日ぶり勝利となる3勝目を手にした。
1点ビハインドの3回1死二塁から中村奨が左翼へ3号2ランを放ち、逆転。2戦ぶりスタメン起用に、ひと振りで応えた。1回に先頭並木に先頭打者本塁打を浴びた大瀬良は、その後の無死二塁を切り抜け、2回1死一、二塁もしのいだ。3回以降は立ち直って、8回まで1安打投球。9回はハーンが締めて、6セーブ目を挙げた。試合後の新井貴浩監督(48)の主な談話は以下の通り。
◇ ◇ ◇
-1番に起用した中村奨選手が逆転2ラン
新井監督 “中村砲”が出ましたね。
-右の奥川投手にも中村奨選手をスタメン起用。大盛選手の状態もあってか
新井監督 そうやね。そういうのも加味した上で(スタメン起用した)。奨成はずっといいのでね。今、競争のまっただ中だから。昨日の今日で、今日は奨成で行こうと。
-自己最多シーズン3本塁打となった
新井監督 前回も言ったけど、なんかこう今年は目つきが違うというか、キャンプの時から目の色が違う。練習に取り組む姿勢もそうだし、ちょっといい意味で大人になってると思う。その結果も出てるんじゃないですか。本人も今年にかける気持ちは、すごく強いと思う。
-先発大瀬良。初回はばらついた
新井監督 先頭はスライダーだったかな。ホームランを打たれたけど、その後はピンチでも無失点で。ホームランだけ。最少失点で帰って来てくれたので、あそこはすごく大きかった。あとは昨日たくさん(中継ぎ陣が)投げてるので、今日はなんとか大地に長いイニングを投げてほしいなと思ってたんですけど、期待通りのピッチングをしてくれましたね。久しぶりの、1カ月半以上(ぶりの勝ち星)でうれしいと思う。ブルペンも助けてくれたので、本当いいピッチングだったと思います。
-9回の続投はなかったか
新井監督 そうやね。8回までと決めていた。球数的には100ちょっと(107球)かな。もう1回、行かしてあげたいなとも思ったけど、あそこは8回でスパッと(代える)っていうのは決めていた。
-また1点差での勝利
新井監督 今日も、もちろん大地もナイスピッチングだったけど、随所にいいプレーが出ている。キク(菊池)にしてもね。守る方でも大地(の登板試合)にちょっと不運な面もあったのでね。しっかりバックも、今日は大地を助けていたと思います。