
<ロイヤルズ-ドジャース>◇28日(日本時間29日)◇カウフマンスタジアム
巨人やレッドソックスで活躍した岡島秀樹氏が「NHKBS」で解説を務め、ドジャース大谷翔平投手(30)のスライダーに言及した。
大谷は全27球のうち、横に曲がるスイーパーを9球、縦に変化するスライダーを3球投じた。2回1死では、カグリオンをカウント1-2から89・1マイル(約143キロ)のスライダーで空振り三振に仕留めた。スライダー3球はそれぞれ142キロ、143キロ、141キロだった。スイーパーは130キロ台の前半で、スライダーとの変化や球速さが際だった。
この日はここまでの2登板で投じていたスプリットを1球も投げず。岡島氏は大谷のスライダーについて「意識して(縦に)投げてますよね。肘の位置も高いので、縦にスライドされてますよね」と話した。
大谷は1回に安打と四球で1死一、二塁としたが、パスクアンティノを今季最速の101・7マイル(約164キロ)の直球で二ゴロ併殺。2回も160キロの直球をマークするなど、2回を27球、1安打1四球無失点1奪三振で登板を終えた。