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「シンカーで150キロ中盤って…」大谷翔平の復帰登板を元ドジャース右腕&元巨人監督が徹底分析


10月21日に放送された「Going!Sports&News」で、元ドジャースの斎藤隆氏と元巨人監督の高橋由伸氏が大谷翔平の投手復帰戦について語りました。大谷はパドレス戦に先発し、最速161キロの球を投げ、1回2安打1失点を記録しました。斎藤氏は「打たれた感覚がほとんどなく、合格点」と評価しましたが、高橋氏は「制球のばらつき」があるとし、80点と採点しました。大谷はシンカーの使用割合を29%に増やし、球数を減らす意図があると分析されました。次のナショナルズ戦ではシンカーを使わず、他の球種を増やす戦略にシフトしました。

ドジャース対ナショナルズ 7回裏ドジャース無死満塁、大谷は3点適時三塁打を放ちデコルテポーズを決める(撮影・滝沢徹郎)

元ドジャースの斎藤隆氏(55)と元巨人監督の高橋由伸氏(50)が日本テレビ系で21日に放送された「Going!Sports&News」で、ドジャース大谷翔平投手(30)の663日ぶりの投手復帰戦を分析した。

大谷は16日(日本時間17日)のパドレス戦で先発。最速は100・2マイル(約161キロ)をマークし、シンカー(ツーシーム)や直球はコンスタントに155キロ超えを計測した。投球内容は先頭タティスをポテンヒット、次打者アラエスを中前打で無死一、三塁からマチャドの中犠飛で1失点したが、4番シーツを二ゴロ、5番ボガーツを三ゴロに抑えて1回2安打1失点28球でマウンドを降りた。

斎藤氏は「実際に打たれたなという感覚を僕はほとんど感じなかった。そういう意味では本当に合格点だと思います」と振り返った。

同番組内で紹介されたデータによると、ハードヒットの基準となる打球速度約153キロ以上の当たりは、アラエスに打たれた打球速度約154キロの中前打のみ。先頭タティスのポテンヒットは打球速度約120キロ、マチャドの中犠飛は約136キロ、シーツの二ゴロは約124キロ、ボガーツの三ゴロは約143キロとほとんどの当たりで芯を外していた。

高橋氏は「僕は厳しめの点数で80点。引っかけるボールが多かったそこだけですね」と話した。実際に制球が定まっていない球も見受けられたため、斎藤氏も「コントロールのばらつきは気になりますよね。クオリティーの高い投手と知っているからなおさらそこは思います」と振り返った。

2人は大谷の投球割合の変化にも着目。23年はシンカーを6%とめったに投じていなかったが、今季は29%と変化球ではスイーパーに次ぐ2番目に多い球種となっている。高橋氏は「早いカウントからアウトを取れるボールなので今季は最初から頭にあったんじゃないかな。シンカーで150キロ中盤って真っすぐとそんなに変わらないですね」と説明。斎藤氏もたった3球で打ち取ったボガーツへの三ゴロが理想的なアウトの取り方と絶賛。親指を外側にひねって投げるシンカーは肘への負担が少ないため「球数を減らすということに大きな意味があるのかなと。そういうボールを増やそうとしている」と大谷の意図を分析した。

大谷は22日(同23日)のナショナルズ戦ではシンカーは1球も投げずにスイーパー、カットボールなどの割合を増やすなど、登板ごとに新たな配球に取り組んでいる。

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