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【日本ハム】郡司裕也の“恩返し”悲願の元本拠地でヒーローに「活躍を見せられて良かった」


日本ハムの郡司裕也捕手が、かつての古巣である中日ドラゴンズとの試合でヒーローの活躍を見せた。郡司は試合開始早々にセーフティスクイズを成功させ、試合を決定付ける一打を放った。さらに守備でも6人の投手を効果的にリードし、古巣を逆転から守った。郡司は試合後、「バンテリンドームでの活躍が目標だった」と喜びを語った。この活躍により、日本ハムは中日を3対2で破り勝利を収めた。 交流戦の優勝争いは、ソフトバンクと日本ハムに絞られた状況。ソフトバンクの優勝には引き分け以上が条件で、日本ハムの逆転優勝の可能性はソフトバンクの敗戦が必要である。得失点率差ではソフトバンクが有利な状況だ。

中日対日本ハム 1回表日本ハム1死一、三塁、郡司(右)はスクイズを決める(撮影・森本幸一)

<日本生命セ・パ交流戦:中日2-3日本ハム>◇21日◇バンテリンドーム

日本ハム郡司裕也捕手(27)が“帰ってきたバンテリンドーム”で悲願のヒーローとなった。

中日戦は1回にセーフティースクイズを決め、守っては6投手をリードして古巣打線を相手に逆転は許さなかった。2年前の23年6月21日にエスコンフィールドでトレードでの入団会見を行った、名古屋のファンにも愛される“にちはむ郡司”が恩返しの活躍でチームを勝利に導いた。

    ◇    ◇    ◇

郡司にとって、バンテリンドームは敵地ではない。試合後のヒーローインタビュー。大歓声の中で“郡司節”を響かせた。

郡司 本当、寿命が縮まるくらい疲れたんですけど、最後ドラゴンズさんのすさまじい攻撃が来たので、ちょっと今日は帰ったらすぐ寝たいです。

悔しい敗戦を喫した中日ファンからも思わず笑いが起きた。名古屋でも愛されていた男は、ちょうど2年前の6月21日に“にちはむ郡司”として再出発していた。

北海道へ旅立つ前日には「野球であんまり、お立ち台だったりそういう目立った活躍ができなかったのは心残りです」と名古屋のメディアに話していた。中日時代はヒーローインタビューが受けられなかった元本拠地で、ついに実現したのは攻守でしっかりと活躍できたからだ。

1回はセーフティースクイズ(結果は一塁への適時内野安打)を成功。守りでも6投手をリードした。

郡司 北海道に行ってからも名古屋の皆さんには本当に応援していただいているので、元気でやっているぞというところを見せられて良かったなと思います。

この日はスタメン発表でも大歓声が起きた。20日も、この日も、試合前練習中はエスコンフィールドで流れる登場曲「back number」の「青い春」が流れていた。古巣の粋な計らいも受けた中で、これぞ“恩返し”の躍動だ。

郡司 移籍してきてからの一番の目標が、まずこのバンテリンドームに帰って活躍するっていうことだったので、みなさんに活躍を見せられて良かった。

日本ハム移籍後、18度目のヒーローインタビューは、野球人生の思い出に残る1ページとなった。【木下大輔】

◆交流戦優勝の行方 優勝の可能性はソフトバンク、日本ハムの2球団に絞られた。首位ソフトバンクは○か△で優勝。●でも日本ハムが●なら決まる。日本ハムは○で、ソフトバンクが●の場合に逆転V。ソフトバンク●、日本ハム△の時は勝率で並び、得失点率差(TQB)で優勝を決める。「TQB」はトータル・クオリティー・バランスの略。1イニング平均得点から1イニング平均失点を引き、小数点第3位まで出す。計算式は(得点÷攻撃イニング)-(失点÷守備イニング)。21日試合終了時点の得失点率差は、ソフトバンクが+・238、日本ハム+・121。日本ハムより得点が多く失点も少ないソフトバンクが、この場合は有利になる。なお、優勝するとソフトバンクは6年ぶり9度目、日本ハムは18年ぶり2度目になる。

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