
<日本生命セ・パ交流戦:中日-日本ハム>◇21日◇バンテリンドーム
日本ハム郡司裕也捕手(27)が古巣相手に“恩返し”セーフティースクイズを成功させた。
1点を先制した直後の1回1死一、三塁の場面。「5番捕手」でスタメン出場した郡司はカウント1ボールからの2球目、中日高橋宏斗投手(22)の152キロ直球を“あえて”一塁側へ転がした。
中日の一塁手のカリステはやや打球処理に手間取り、本塁への送球を諦めて三塁走者の矢沢が生還。さらに郡司も一塁セーフとなった(記録は一塁内野安打)。
「好投手が相手なので、何とか追加点と思っていました。なんでもやります」とコメントした、23年途中まで中日に在籍した郡司の巧みな小技が成功して、初回から2点を先行した。