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【日本ハム】新庄監督の“勘ピューター“「当たるわぁ」清宮幸太郎の守備変更ズバリで逆転Vへ望み


日本生命セ・パ交流戦において中日と対戦した日本ハムは3対2で勝利し、新庄剛志監督の交流戦11勝目という公約を達成しました。この勝利で日本ハムは12球団最速で40勝目にも到達し、パ・リーグで独走する形となりました。新庄監督は選手たちの配置変更などで的確な采配を見せ、奈良間の好プレーによってピンチを防ぎました。日本ハムの交流戦優勝の可能性はソフトバンクの試合結果によるもので、激しい優勝争いが続いています。新庄監督は、公約を実現し続けることの重要性を語りました。

中日対日本ハム 試合終了、新庄監督(左)は中日に連勝しナインを迎える(撮影・森本幸一)

<日本生命セ・パ交流戦:中日2-3日本ハム>◇21日◇バンテリンドーム

日本ハム新庄剛志監督(53)が“公約”を達成した。「日本生命セ・パ交流戦」の中日戦(バンテリンドーム)に競り勝ち、交流戦で目標に掲げていた11勝目を挙げた。これで12球団最速で40勝にも到達。この日はパ・リーグ6球団の中で独り勝ちし、2位とのゲーム差も今季最大の3・5とした。交流戦ラストの22日中日戦に勝って、ソフトバンクが負ければ、逆転での交流戦制覇が決まる。

   ◇   ◇   ◇

新庄監督は興奮していた。「柳川くん、なかなかいい、面白いドラマをつくってくれる(笑い)。さすが俺の教え子」。クローザーとして投入した柳川がピンチをつくりながらも1点リードを守りきった。これで“公約”は達成した。交流戦11勝目。「あぁ…」と一瞬、記憶をたどった。交流戦が始まる前の1日ロッテ戦後。「11勝7敗でいってくれたらいいかな」と立てた目標を思い出した。

新庄監督 目標の数字は掲げないと、そこに向かう日々の努力が僕はないって思ってるんで、いつもちょっと上の数字を掲げて、気づいたらちょうどその数字っていうのが多い。わざと声に出すようにしてます。

その日々の努力は選手たちもそうだが、新庄監督も積み重ねている。就任4年目。目の前の試合や映像もくまなく見て選手たちの特徴を全て把握し、常にアップデートを続けているから“勘ピューター”もさえる。「変えておいて良かった」とは8回の守備変更だ。

三塁の清宮幸を一塁へ回し、7回から二塁で出場した奈良間を三塁へ。すると、中日の8回先頭の田中が放った三塁線を襲う打球を奈良間が好捕。ピンチを未然に防いだ。「あれ、でかいでしょ。(三塁が清宮)幸太郎だったら抜けてるよって(投手交代で向かった)マウンドで話をして」。

他のポジションで守備固めが始まっていた7回も、清宮幸に三塁を守らせたのも理由があった。「あれはホームランを打って乗ってるから。乗ってるときは足も動くんで、そのままにしとこうと。ただ、1イニングが終わったら、それが抜けるからファーストに変えようってことだけ」。9回無死二塁では、その一塁清宮幸が犠打を阻止する好プレー。「あれも、うまかったね。(采配が)当たるわぁ」と自画自賛だ。

偶然ではない強さで12球団最速の40勝到達。さらに交流戦優勝の可能性も残した。「僕としては交流戦の優勝はあんまり興味ない。ただ、賞金がもらえる。それを裏方さんの人たちに渡したい気持ちはめちゃくちゃある。取り行きますよ。マジで」。もうひとつの“公約”も実現させる。【木下大輔】

◆交流戦優勝の行方 優勝の可能性はソフトバンク、日本ハムの2球団に絞られた。首位ソフトバンクは○か△で優勝。●でも日本ハムが●なら決まる。日本ハムは○で、ソフトバンクが●の場合に逆転V。ソフトバンク●、日本ハム△の時は勝率で並び、得失点率差(TQB)で優勝を決める。「TQB」はトータル・クオリティー・バランスの略。1イニング平均得点から1イニング平均失点を引き、小数点第3位まで出す。計算式は(得点÷攻撃イニング)-(失点÷守備イニング)。21日試合終了時点の得失点率差は、ソフトバンクが+・238、日本ハム+・121。日本ハムより得点が多く失点も少ないソフトバンクが、この場合は有利になる。なお、優勝するとソフトバンクは6年ぶり9度目、日本ハムは18年ぶり2度目になる。

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