
<日本生命セ・パ交流戦:中日-日本ハム>◇20日◇バンテリンドーム
日本ハムの1番五十幡亮汰外野手(26)が、思い切り引っ張った。0-0で迎えた6回先頭。カウント1-1からのファーストスイングで一塁線を破る三塁打。そして2番清宮幸太郎内野手が「イソさん(五十幡)が三塁まで走ってくれたおかげで、楽に打席に入ることができました」と右中間へ先制犠飛を放った。
中日大野と日本ハム伊藤の投手戦。試合の均衡を破るには、五十幡が超俊足を生かしてセーフティーバントなどの小技も考えられた場面でも、しっかりとした強振で大きなチャンスメーク。試合の均衡を破る起点となってみせた。
その裏、先発伊藤も中日の1番上林と対峙(たいじ)した。今季9本塁打と長打力も十分なリードオフマンはセーフティーバントを試みて失敗(結果は捕邪飛)。対照的だった6回先頭打者の攻防から、1点リードをもらったエース伊藤もさらに乗って快投を続けた。