
<パドレス-ドジャース>◇10日(日本時間11日)◇ペトコパーク
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が試合前会見を行い、23年9月の右肘手術後3度目となるライブBPを行った大谷翔平投手(30)の投球を「非常に良かった」と高評価した。
大谷はマイナーの野手相手に3イニング想定で44球。延べ11打者に対し安打性は0、6奪三振、1四球と上々の内容だった。最速は96マイル(約154キロ)で、ピッチコム(サイン伝達用の電子機器)を使用し実戦さながらの投球だった。
ロバーツ監督は「速球に力もこもっていたし、スイーパーも良かった。ACL(ルーキーリーグ)から2人打者を呼んで打席に立ってもらって、彼らは非常に良いボールだったと言っていた」とコメント。前回は5月31日にライブBPを行っており、次回については「まだはっきりとはわからないが、ナイターの試合の前に行う予定で、6~8日後になると考えている」と明かした。
復帰時期はオールスター明けとみられるが、オールスター前の復帰については「可能性は0ではない、と言うことにしておこうか」と笑顔で語った。
大谷は昨季59盗塁を記録したが、今季は11盗塁にとどまっており、5月20日のダイヤモンドバックス戦での盗塁が最後。盗塁数の減少と投手復帰に向けたリハビリが本格化したこととの関連性を問われると「良い質問だね。偶然かどうかはわからないが、それ(盗塁が減っていること)は事実。その2つに関連性があるかは分からない」と話した。