
<ヤクルト1-4中日>◇28日◇神宮
井上一樹監督(53)が勝利への執念を見せ連敗を2で止めた。
今季初めて岡林勇希外野手(23)を3番で起用すると6回に決勝の右翼線適時二塁打を放った。
前日27日は川越誠司外野手(31)の右翼ポール際の打球がファウルと判定され幻の逆転2ランとなり、福永裕基内野手(28)が走塁で左手首付近を骨折し再び長期離脱となった。借金は今季初の6まで膨れ上がり、この日3連敗だけは絶対に避けたかった。
試合後の井上監督の一問一答は以下の通り。
-前日27日にいろんなことがあった中での勝利
「常にもちろんオレらは勝負してるから、勝ちにいくってなかで臨んでやってるんだけども、いかんせん昨日はいろいろなことがありながら、どうしても勝ちたかった。いつも思ってたけれどさらにってところで、何か変化をいれなきゃいけないってところで、バヤシバヤシ(岡林と上林の打順)をひっくり返した。それもまた、あいつがタイムリー打ったところ見ると、(采配が)当たってたってところもあるので。とりあえず今日は勝ててよかったと思います」
-先発の三浦は
「欲を言えば、『ほんとにお前、あと1人やぞ』っていうところとか、『もう1イニングやぞ』ってところで、弱いところを見せちゃうけど、今年初めてってぐらい先発してる中ではよく頑張ってると思うし、かわいいがゆえにに、あいつにはいつも説教ばかりするけど、今もニターってしながら、オレのところ寄ってきたから『説教は明日や! 』って言っといたけど。まあまあ、よく投げてくれてると思います」
-福永が骨折
「そりゃまあ、『(福永)裕基が帰ってきた! よっしゃー! 』って言って、スタメン出て、すぐ(故障)っていう。これはもうけが人が出るってことは今に始まったことじゃないので、オレはポジティブに考えるなら、『いや、裕基はいなかった』って思うようにする。あいつがいたらいたで、頼るところは絶対あるので、あいつも足をやってる以上、足で(本塁に滑り込みする時に)いきたくないと思って、上から滑り込んでいったんだろうけど。それのアクシデントだったので、あいつの必死さが1試合だけになっちゃったけど、残念ですけど、それはまたいつも選手たちが言うように、全員で。数字が低い連中ではあるけど、みんなで戦うってところをしていかないといけないなと思います」
-左手の関節とは
「どこや? 関節いっぱいあるやろ。関節や。指ではないけど、手首に近いところ」
-福永本人に声はかけたか
「もう会ってないから。結局、俺らの練習中に病院に行って検査して『やっぱり…』って感じだったから、急ぎ(午後)4時前に抹消して、おぼん(尾田)よんで。おぼんも(9回本塁へ)ナイススライディングだったしね」
-福永の復帰は
「プランも何も分からん。相当かかるだろうなとは思ってます。軽いあれではないと思います」
-手術は
「詳細は発表があると思います。今の段階では骨折したってところぐらいしか分からない」