
<ヤクルト0-6中日>◇29日◇神宮
中日が序盤に6点を奪いヤクルトに連勝した。
井上一樹監督(53)は「2点、3点、1点っていい感じでしたね」と目を細めた。初回2死一、二塁から5番高橋周平内野手(31)が中越え先制2点二塁打。「あれが一番大きかったね。その後、みんながつられてって言ったらおかしいけど」と褒めながらも「周平が、球落ちてない(インプレー中)うちにガッツポーズしてるから『おい! 球、見とけ』って、みんなに言われてたけど」と笑わせた。
2回には村松開人内野手(24)が右翼へ今季1号となる2ラン。「あいつここでしか打たへんからな」と通算3本がすべて神宮なことをいじった。3回には上林誠知外野手(29)の6号ソロで先発野手全員安打。「上林のホームランもやし、村松のもそうやけど、喜んでいいんか、どうやねん、入ってんのかってのが」とフェンスギリギリでベンチでなかなかすぐに喜べなかったようだ。
上林は4試合ぶり、16打席ぶりの安打が本塁打。「長いシーズン、あいつもレギュラーで出してる上で、久しぶりにずっと出てる感覚はあるだろうから、『お前、疲れてるとか言ってんなよ』ってオレらは発破をかけるけど、あいつは3月4月の貢献者なので、気遣ってる部分と、尻をたたく部分と使い分けていきたいと思う」と、今季ここまで支えている上林を思いやった。