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【日本代表】不同意性交容疑で逮捕の佐野海舟が復帰、協会が初招集を決断した3つの理由


日本サッカー協会(JFA)は、2026年W杯アジア最終予選に向けた日本代表メンバー27人を発表。この中で、昨年異性への不同意性交容疑で不起訴となったMF佐野海舟が約1年2カ月ぶりに復帰。協会は不起訴、謝罪、本人の反省を理由に招集を決断。ブンデスリーガで全試合先発した佐野は高い評価を受け、再挑戦の機会を得た。森保監督は「社会的役割も含め、再チャレンジの場を与えるべき」と判断。今後の活躍が期待される。

サッカーW杯アジア最終予選のメンバー発表記者会見で、質問に答える森保監督。右は山本ダイレクター(撮影・千葉一成)

日本サッカー協会(JFA)は23日、千葉市内で26年W杯北中米大会アジア最終予選オーストラリア戦(6月5日、パース)インドネシア戦(10日、パナスタ)に臨む日本代表メンバー27人を発表した。昨年7月に不同意性交容疑で逮捕され、その後、不起訴処分となっていたMF佐野海舟(24=マインツ)が約1年2カ月ぶりに復帰。日本協会は相手方への謝罪、本人の猛省、不起訴処分の3理由から招集を決断した。昨夏から挑むブンデスリーガでは開幕から全34試合に先発し、チームの6位躍進に貢献したボランチに再挑戦の機会を与えた。全体では初招集7人の陣容となった。

   ◇   ◇   ◇

佐野海に、再起の道が開かれた。ピッチに立てば、昨年1月開幕のアジア杯カタール大会以来約1年4カ月ぶり。昨年7月14日に不同意性交容疑で逮捕、同29日に釈放され、翌8月8日に不起訴処分となっていたMFにとって、批判と背中合わせのチャンスとなる。

協会は慎重に、招集に踏み切った。山本ナショナルダイレクターは「相手の方と話し合って謝罪したことを確認したこと、本人が深く反省していること、検察で不起訴処分となり、刑事事件としては罪に問われていないこと」と選出に至った3理由を説明。協会スタッフが複数名、ドイツへ足を運び、本人と対話を重ねた。3月にW杯出場を決めたことにも後押しされた。

メンバー選考の責任者である森保監督も、熟慮の末に決断した。自身も、ドイツで佐野海と2月に直接対面。「チームの一員を『家族』と考えた時、ミスを犯した選手を社会から、サッカー界から葬り去っていいのかと。再チャレンジの場を与える方がいいのではないか」との対応に至った。

サッカー選手としての能力は申し分ない。不起訴処分後の昨年8月からマインツに加わり、今季のブンデスリーガ全34試合に先発した。リーグ公式サイトによると、最長393・6キロの総走行距離で貢献。ボール奪取力の進化、リーグ4位の勝利数を誇ったデュエル(球際の攻防)を評価された。呼ばれた以上は、生まれ変わった姿勢を示す以外に道はない。「還元してもらい、多くの日本人選手に自信と勇気をもたらしてくれたら」との期待に応え続けるしかない。【佐藤成】

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