
日本サッカー協会(JFA)は23日、千葉市内で、26年ワールドカップ(W杯)北中米大会アジア最終予選オーストラリア戦(6月5日、パース)、インドネシア戦(同10日、パナスタ)に臨む日本代表メンバーを発表し、MF佐野海舟(24=マインツ)が約1年2カ月ぶりに復帰した。
佐野は昨年3月のW杯アジア2次予選北朝鮮戦のメンバーに招集されたが、けがのため不参加。同年1~2月のアジア杯カタール大会以来の活動となる。
佐野は鹿島アントラーズからマインツに移籍が発表された直後の昨年7月に不同意性交容疑で逮捕された。同7月29日に釈放され、同8月8日には不起訴処分となっていた。同8月からマインツの活動に参加し、開幕戦から先発出場。今季全34試合に先発し、豊富な運動量でチームに貢献した。リーグ公式サイトのデータによると、総走行距離はリーグ最長の393・6キロだった。デュエル(球際の攻防)の勝利数もリーグ4位の369と際立った数字を残した。
チームは昨季の13位から6位に躍進。来季の欧州カンファレンスリーグ出場権を得た。