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【西武】高橋光成「コウナの日」に今季2勝目 制球荒れるも「出力が出たのはすごく兆し」


西武ライオンズの高橋光成投手が、ソフトバンク戦で5回を投げ、89球1失点の好投を見せ、チームの連敗を3で止めました。高橋は5月7日に「コウナの日」として今シーズン2勝目を挙げ、前回登板で597日ぶりに勝利を収めて自身の連敗を13でストップさせたばかりでした。この試合では最速154キロの直球と147キロのカットボールで3併殺を奪うなど今シーズン最高の球威を発揮しました。しかし、4四球を出して監督の西口から注意される場面もありました。高橋は成長を実感し、自身の役割について「エースという肩書よりもチームの信頼される存在になりたい」と語っています。試合後、仲間たちも彼の勝利を喜び、チームの好循環への期待を示しました。

西武対ソフトバンク 西武先発の高橋(撮影・宮地輝)

前回登板で597日ぶりに勝利し、自身の連敗を13で止めたばかりの西武高橋光成投手(28)が、また勝った。5回89球1失点。5月7日の「コウナの日」に今季2勝目を挙げた。4四球と荒れて“西口チョップ”も浴びたものの最速154キロと今季随一の球威で3併殺も奪った。0-10と完敗した翌日、チームの連敗を3でストップ。光成も西武も、今年はずるずる行かない。

   ◇   ◇   ◇

西口監督の軽やかな「チョ~ップ」が、ロン毛に刺さった。4回、5回だけでボール球が24球。「この内容だったらもっと強いチョップでも良かったかなと思います…」。6回まで行けなかった。でも、高橋光成はまた白星に恵まれた。

直球は最速154キロ。カットボールも147キロ。球速と球威は今季ベストだった。「出力が出たのはすごく兆しが見えました。内容はそんな良くなかったですけど、全然ポジティブに捉えてます」とも言う。メカニック担当らに登板ごとの比較動画なども作ってもらい、わずか1週間で向上。躍動感も見違えた。

597日の間に、獅子のエースの称号は今井に移った-。そんな空気は自身も感じる。でも。

「エースっていうのは周りが決めることで、自分が言うことじゃないし。エースって肩書がつかなくてもチームに絶対貢献できることってあるし、正直そこはどっちでもいいというか。どれだけチームに信頼される存在でいられるか、こいつだったら大丈夫って思ってもらえるか」

苦悩を知るから仲間も熱い。2打点の元山は「光成さんが勝って本当にうれしい」としみじみ話し、先制打の紳士ネビンも「ハイ、コウナ! スーパーピッチャー!」とテンションを上げてくれる。「こういう経験ってなかなかできないし、お互いに絶対生きてくる」。捕手陣も思いやる。

黒星連鎖から解放され、この夜はチームの連敗ストッパー。今年はずるずるいかない。響いた言葉がある。「本田圭佑さんの言葉で『ゴールはケチャップのように出ない時は出ないし、出る時はドバドバ出る』って」。雨のち晴れ。チョップのちケチャップ。「もっと強くなる。チームにもっともっといい流れを」。トマトじゃなくリンゴに囲まれ育った右腕。次こそサクサク投げる。【金子真仁】

▽西武西口監督(高橋について)「強さ自体は良かったけど、ばらつきが。最後、5回の3アウトまでよく持ってくれたなという感じですね」

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